軽貨物運搬業における冷凍車とは
軽貨物運搬業には、様々な車両があります。
それは運搬物のカテゴリーの多さに起因します。
今回はそんな中でも冷凍車について解説します。
▼軽貨物運搬業における冷凍車とは
冷蔵冷凍車とは、箱型車両の荷台に冷却性能の荷台を備えている車を指します。
冷凍車と冷蔵車がありますが、その違いは冷やせる温度の違いです。
なお、冷凍車は、温度調整が幅広く、冷蔵車と同じ役割もできるのが特徴です。
例えば、隔週で冷凍食品と冷蔵食品を取り扱う等、柔軟な対応が冷凍車両ならできます。
また、通常車両の運送と比較すると、運送案件の単価が高い傾向があるため、報酬を上げたい場合はおすすめです。
▼冷凍車の形式
冷凍車は以下の3つの形式があり、それぞれ冷凍方法が異なります。
■冷房で温度を調節する
クーラーが荷台についている機械式冷却方式を採用する方法。
荷台の温度を自分で調節できる為、荷物に応じた保存温度にも柔軟に対応できるのが特徴です。
ただし、クーラーの風を利用するため、荷台が乾燥しやすくデメリットがあります。
特に野菜などの運送には、鮮度の関係上向いていないといえます。
■冷凍板を利用した蓄冷冷却
蓄冷冷却とは、予め冷凍した板を使って荷台を冷却する方法です。
クーラーを使った機械式とは異なり、乾燥しにくいメリットがあります。
ただし、冷凍した板の冷凍持続時間に冷却時間が比例するデメリットもあります。
■窒素冷却
物理的な温度を急激に下げることができる窒素を使った冷却方法です。
他の2の方法と比較し最短で庫内を冷却可能なのが特徴。
その温度は、最大マイナス40度までメリットはあります。
ただし、液体窒素を購入する維持費がかかる点がデメリットといえます。